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故事の旅へ出発です

言葉は文化です
特に日本語は含蓄に富んだ言い回しがたくさん在ります
平易な文章や口語に慣れた今風の若い人たちにはなかなか使用されません
もっと日本の言葉を大切にしたいものですね(参考図書 故事ことわざ辞典、広辞苑)


合縁奇縁 一陽来復
高閣に束ぬ 捲土重来 瓜田に沓を納れず 木を見て森を見ず
窃鉄の疑い 袖触れ合うも他生の縁 将を射んとせば先ず馬を射よ 沙中の偶語 四面楚歌 桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
立つ鳥跡を濁さず 大山鳴動して鼠一匹
人間至る所青山有り 泣いて馬謖食を斬る
誉れは謗りの基 這っても黒豆 刎頚の交わり 臍を噛む
水は方円の器に従う 目くそ鼻くそを笑う 盲亀の浮木 六日の菖蒲十日の菊 三日見ぬ間の桜かな
雍歯が功を先とす
李下に冠を正さず 落花流水の情 猟禽尽きて走狗煮らる
和して同ぜず 笑う門には福来る


合縁奇縁(あいえんきえん)
人との出会いは理屈では説明のつかない不思議な縁によるものですね
出会いや別れは前世からの定めであり運命であるという意味です
類語
 相縁奇縁:人と人との関係は不思議な縁による
 愛縁奇縁:恋愛、恩愛は不思議な縁による
 逢縁機縁:気心も縁次第

窃鉄の疑い(せっぷのうたがい)
疑いの目で見ると、言動の全てが疑わしく見えるという意味です
斧をなくした男が隣りの家の子供に疑いをかけた
いったん疑いの目で見ると、歩き方や顔つきまでがそのように見えてくる
なくした斧が見つかり改めてその子を見ると、少しも盗んだようには見えなかったという
人の推量は果てしなく広がるものですね
広がりの方向は陰方向ではなく陽方向にしたいものです


高閣に束ぬ(こうかくにつかぬ)
書籍を高い棚に積み上げたまま読もうとしないこと
転じて
人材を見捨てて登用しないこと

捲土重来(けんどちょうらい)
一度は失敗した者が再度勢いを盛り返しやってくることを意味する
敗れた者へ再起をはかるために勇気づけるのに用いる
捲土とは土ぼこりを巻き上げるという意味

袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん)
袖が触れ合うような些細なことでも、前世からの深い因縁によって起こるもの
他生は今生(こんじょう)の対語で前世と来世の称


人間至る所青山有り(にんげんいたるところせいざんあり)
人は故郷を出て大いに活躍すべきである
青山とは墓地のことを意味する
人間はどこで死んでも骨をうずめる所くらいはあるという意味から言う
「人間」は元来、「じんかん」と読み、世の中を意味する

男子志を立てて郷関を出つ
学若し成る無くんば復還らず
骨を埋めるに何ぞ期せん墳墓の地
人間至る所青山有り
(幕末の憂国の詩僧・月性の漢詩より)

立つ鳥跡を濁さず
飛び立つ水鳥が水面を汚さないように
人も立ち去るときはその後始末をきちんとしておかなくてはならない
引き際は潔くという意味
もはやここに長居無用となれば、後始末は気の進まぬものですね
杯盤狼籍を戒めるものです


誉れは謗りの基(ほまれはそしりのもと)
人々の賞賛を得ることは、反面で人のやっかみを買うことでもありますから
人に非難される原因ともなるということです
「誉はまた謗りの基なり。身の後の名、残りてさらに益なし。
 これを願ふも、次に愚かなり」 徒然草より


李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)
疑わしい行為は避けたほうが良いという意味ですね
瓜田に沓を納れず(かでんにくつをいれず)、李下に冠を正さず」「文選・古楽府・君子行」より
瓜畑で靴を履き直せば、瓜を盗んでいるのではと疑われる
李(すもも)の木の下で、手をあげて冠の曲がったのをなおせば李を盗んでいるのではと疑われる
ということから、疑わしい言動を戒める意味です


大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
大騒ぎしたわりには結果が小さいこと
「産気づいた山から生まれたのは鼠一匹」というホラティス(ローマ詩人)の言葉にもとづく
大きな山が鳴り響き揺れ動き、何事かと思って見守れば、やがて出てきたのはたった一匹の鼠だった


将を射んとせば先ず馬を射よ(しょうをいんとせばまずうまをいよ)
敵の大将を射ようと思えば、先ずその馬を射て、その後に大将の首を射よ
大きな目標を達成するには、先ずその周辺にある問題を解決することが良いとの意味です
語源は杜甫の詩
「人を射るには先ず馬を射よ、敵を擒(とりこ)のせば先ず王を擒にせよ」


水は方円の器に従う(みずはほうえんのうつわにしたがう)
人は環境や人間関係に感化されて、良くも悪くもなるという意味です
水はそれを入れる容器の形に従って丸くも四角にもなる
「水は方円の器に従い、人は善悪の友による」(実語教)
方:四角、円:丸を意味する
”朱に交われば赤くなる”も同義


沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
部下が密かに行う謀反の相談を意味します
偶語:二人が向かい合って話し合うこと
漢の高祖は沙中の偶語を憂慮し、自分の最も嫌う部下をはじめに取り立てて諸将の心を落ち着かせたという
"雍歯が功を先とす(ようしがこうをさきとす)”
雍歯:高祖がもっとも嫌いだった臣下
最も嫌うものを先に取り立てて、人心を掌握する


這っても黒豆(はってもくろまめ)
明白なことを認めず、あくまでも自説を曲げずに強情を張ることです
黒いものを見て、片や「虫だ」、否「黒豆だ」と言い争っているところ、それが這い出した
それでも「黒豆だ」と言い張った・・・・という話から。


泣いて馬謖食を斬る(ないてばしょくをきる)
規律を守るために、私情を離れ涙をのんで愛するものを処分することです
蜀の諸葛孔明は、腹心の部下であった馬謖が命にそむいて大敗を喫したことから、軍律違反のかどでやむなく斬罪に処したことから。


落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)
男と女の間に慕う気持ちが通じ合うことです
散る花びらは水の流れに浮かび、流れる水は散る花びらを浮かべる
浮かび浮かべた花と水、何処へ流れてゆくのやら・・・・・・


刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)
この上もなく親密な交わりをさします
刎頚とは首(頚)を刎(は)ねることです。友人のためなら首をはねられても後悔しないほどの深い交わり

一陽来復(いちようらいふく)
冬が去って春が来ることです
苦しい時期が終わって物事がようやく良い方向へ向かってゆくこと


和して同ぜず(わしてどうぜず)
主体性をもつ君子は誰とでも協調するが、道理に外れたことに同調しないことです
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」・・・論語・子路」より
付和雷同する小人の交際は、おもねって誰とでも妥協するが、協調することはできない


四面楚歌(しめんそか)
四方を敵に囲まれ孤立無援であること
漢の劉邦に追い詰められた楚の項羽は、少数の手勢を連れて垓下の町に立てこもった
劉邦が軍中で楚の歌を歌わせたところ、包囲する漢群の中から項羽の故郷の楚の歌が聞こえてくるので
項羽は
「漢群が楚の全土を征服してしまったのか、なんと楚人の多いことか」と大いに驚き嘆いたと言う・・・・・「史記・項羽本記」


猟禽尽きて走狗煮らる(りょうきんつきてそうくにらる)
利用する価値がある間は使われるが、用がなくなればあっさりと捨てられること
鳥を捕り尽くしてしまえば、猟犬は不要となり煮て食われてしまう


笑う門には福来る(わらうかどにはふくきたる)
いつもニコニコと笑って暮らす人の家には、自然と幸運がめぐってくると言う意
京都系いろはがるたの一つ
英語でも同様な意のフレーズが有る
Fortune comes in by a merry gate.
幸運は楽しい門をくぐってくる


目くそ鼻くそを笑う(めくそはなくそをわらう)
自分の欠点には気づかず,他人の欠点をあざ笑うこと
鼻くそを笑う目くそも汚いことに変わりはない
英語でも同様な言葉があります
The pot calls the kettle black.
鍋がやかんを黒いとけなす


桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
桜の枝は剪定のはさみを入れないほうがよく、梅の枝はきちんと剪定したほうが良いということ
伸びるに任せた花は華麗に花を咲かせ,手入れの浮き届いた梅は見事な果実をつける
それを知らないのは馬鹿として、剪定の大切なことを言う


盲亀の浮木(もうきのふぼく)
出会うことが極めて難しいことのたとえ
めったに無い幸運にめぐり合うことのたとえ
百年に一度海面に浮かび上がる盲目の亀が、たまたま海上に漂う一本の流木に出会い
その木の穴に入り込んだという「雑阿含経」の寓話
仏や仏の教えに会うことの難しさを教えたもの


木を見て森を見ず
細部にばかり目を向け、一向に全体を見ようとしないこと
You cannnot see the wood for the trees.


六日の菖蒲十日の菊(むいかのあやめとおかのきく)
時機に遅れ役に立たないこと

五月五日の端午の節句に用いる菖蒲は六日では間に合わない
九月九日の重陽の節句に用いる菊は十日ではもう遅い
「重陽」は、陰暦の九月九日の節句
易で陽の数とされる九が重なることからいう
中国では丘に登って茱萸(しゅゆ:グミに似た木)の枝を頭に指し、菊の花を浮かべた酒を飲むと言う行事があった
日本では奈良時代から宮中で観菊の宴が催された(菊の節句)


臍を噛む(ほぞをかむ)
後悔すること
「臍」はへその意味
臍を噛もうとしても口が届かないことから、もはや及ばないことを悔やむ意となった


三日見ぬ間の桜かな
満開の桜がすぐに散ってしまうように、世の中はめまぐるしく移り変わると言うこと
桜花は有為無常のたとえ

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